マタイの福音書 1:1
礼拝メッセージ 2024.10.27 日曜礼拝 いずみホームチャペル 牧師:田畑 雅紀
<イエスの契約の血>
イエスの契約の血は /神がイスラエルの民と結んだ契約の血
Ⅰ.マタイの福音書は、ユダヤ人を意識して
A. 最初の書き出しは、アブラハムから始まるユダヤ民族の系図(マタ1:1)
1.イエスが約束されたダビデの子孫である王として正当なお方であることを説明
2.「アブラハムの子孫、ダビデの子孫」 “the Son of Abraham, the Son of David”
「アブラハムのその子であるイサク、ダビデのその子であるソロモン」
3. イサクは、父にモリヤの山(今のエルサレム)でほふられるいのちの予表
4. ダビデの子ソロモンは、王としての統治と永遠に祝福を継承する象徴
B. 歴史の中で神がメシアであるイエスに与えておられた役割
1. メシアであるイエスは、小羊として屠られるために来られた
2. この方は永遠の王として民を裁き民を導く実質的な統治者として、再び来られる
3. このイエスがメシアであると同意し、この方に信頼して歩んでいきたいという思い
Ⅱ.預言的意味
A. イエスをオリーブ山で捕らえに来た群衆は.「剣や棒」を手にしてやって来た(マタイ26:47)
1. ギリシャ語では剣は「マカイラ」、棒は「スーロン」
2. アブラハムがモリヤの山に向かっていく時に「薪を取り…刀を取り」(創22:6)。
3. 薪は「スーロン」刀は「マカイラ」
B.イサクがほふられる捧げ物とイエスのいけにえの小羊とが連動
1. イエスはすべての民の罪の赦しのために捧げらた
2.イエスの役割はほふられるいけにえとして捧げられることを、イサクから予表
3. ユダヤ人はすべてが一瞬の内に繋がり、イエスがメシアであることを受け入れる
4. 大患難時代に14万4千人のユダヤ人クリスチャンが世界宣教の役割を担う
5. 今の時代は、少数のユダヤ人クリスチャンと多数を占める異邦人クリスチャンが担う
Ⅲ.イエスの契約の血(マタ 27:25)
A. 群衆が叫んだかぎとなる3つのことばマタイと出エジプトの対比
1.「群衆はみな(All thepeople)」、民はみな(All thepeople)(出24:3)
2.「その人の血(HisBlood)」、
神が民と結ぶ契約の血(The blood of thecovenant)(出24:8)
「わたしの契約の血(The blood of thecovenant)(マタイ26:28)
3.「上にかかってもいい(onus)」民に注ぎかけました(sprinkled)(出24:8)
B. 罪深い人間を贖うためには、罪のないきよいいのちが必要
1. これが神の御子であるイエス・キリストの贖いの血
2. 神の祝福を受ける特権と、その祝福をすべての民にもたらす光栄